飲食店と男と読書

飲食店店長をする中で、気づきや学びを、少しでも人の役に立つように発信していきます。

飲食店に就職するのはアリなのかナシなのか

もし自分の子供が飲食店で就職したいと言ったとき、

自分は賛成するのか、反対するのか、

 

 

飲食店でかれこれ7年くらい働いて、

ふと考えることがあります。

(ちなみに今、結婚はしていますが、子供はいません。

ただの妄想の話です。)

 

自分自身は今、飲食店で店長をしています。

 

他にも営業や、塗装、色んな仕事してきたけど、

一番自分に合っていて、好きな仕事です。

今後も、飲食業を続けていくつもりです。

 

それでも、

もし、自分の子供が飲食店に就職したいと

言ってきたなら……

 

 

反対します。

 

考え直せって言い聞かせます。

 

 

上に書いたように、

自分は飲食店で働くことが好きですし、

今後も続けていくつもりです。

 

一方で、しんどい、つらいって思うことも、

沢山あって、それが自分の身に降ることなら

許容できるし、ある程度慣れています。

でも自分の子供には出来るだけそういうのが

少ない職場で働いてもらいたいって思います。

 

飲食店で子供が働くことを拒否する主な理由は、

この2つです。

 

①アルバイトとの関係づくりが難しい。

②店舗によっては労働時間が長い。

 

特に、飲食店でつまづくことが多いのは、

①のアルバイトとの関係だと思います。

どの店も、よく揉めています。

(優秀な店長は、あまり揉めない。)

 

 

揉めてしまう原因は色々あるけど、

主導権をアルバイトに取られちゃうと、

本当に大変。

 

飲食店店長は転勤が多いし、入れ替わりも

激しいから、社歴がアルバイトの方が長い

なんてことはよくある。

 

そこで、スキル面なんかで負けちゃって、

アルバイトにマウント取られてしまう。

アルバイトが主導権握っているから、

言うこと聞いてくれなくて揉めちゃう。

更には、その関係を無理やり、ひっくり返そうとして

また揉めちゃう。

これは飲食店あるある。

 

 

そして、この人間関係をうまくコントロールするには、

それなりの社会経験と人間性が大事で、

それが養われてくるころには、②の長時間労働

きつくなってくる年齢になっていたりします。

 

 

こういった問題は、他の仕事でも当て嵌まる場面は

あるだろうけど、飲食店の離職率が高いのも事実。

 

 

せっかく、色んなことを選べる年齢なら、

わざわざこんな険しい道じゃなくて、

別のなにかにチャレンジしてもらいたいって思う。

 

もし、他の仕事で挫折して、どうしても、

本当にどうしても、飲食店で働きたいっていうのなら、

その時は応援してもいいかな。

 

 

 

眠れなくなるほど面白い肝臓の話

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毎日お酒飲んでます!

最近は、次の日にお酒が残るようになったり、

なんとなく肝機能が低下しているの実感する…

 

でもやっぱりお酒はやめられない。

 

どうして?って聞かれると、言葉に詰まるけど、

刺身やお肉、どんな好きな料理でも、お酒なしに食べると、

やっぱり寂しい。

 

ん?これは、もしや立派な依存症なのか?

休みの日は朝から飲んでるし、なんとなく自覚はある。

 

そして時々、不安になる。

俺の体は大丈夫なのか?

最近、健康診断にも行っていないし…

 

そこで、今回この本を読みました。

「眠れなくなるほど面白い肝臓の話」!!

(いや、健康診断行けよ!って突っ込みもありそうだけど…)

ガッツリお酒飲みながら読みました。

そして、ちゃんと寝ました。

 

でも、ほんとに面白かったし、勉強になった。

この眠れなくなるほど面白いシリーズが人気な理由が分かる。

 

そして読んでみて、実は少し安心した。

(全く健康診断に行かない理由にはならないんだけれども…)

 

安心した一番の理由は

お酒を毎日飲むことは悪いことじゃないってことを改めて知ったから。

いや、自分みたいな飲みすぎは当然体に悪いみたいだけど、

缶ビール2本くらいなら、むしろ飲んだ方がいいらしい。

(これは、アルコールに強い弱いの個人差があるらしいから、

自分なら3本はいけるか!?)

 

酒やめろって言われたらつらいけど、量を調整するのでオッケて

話なら、お酒とつきあっていけそうな気がする。

 

後、寝る4時間前に飲むのを終わらせたら、分解されやすくて、

肝臓への負担が減るらしい。

 

もう一つ印象に残ったのは、とにかく糖質のとり過ぎがやばいって話。

何故なら糖質が肝臓への負担を大きくするから。

だから、自分が大好きなレモンチューハイなんかは、かなり注意が

必要らしい。一方、ハイボールなら糖質ゼロでオススメ。

 

また、同じ理屈で、お酒といっしょにラーメンなんかの

糖質が高いものを、食べるのもかなりダメらしい。

そして逆にお酒と相性がいいのは自分が好きな、肉や魚。

タンパク質がアルコールの分解を手伝ってくれるらしい。

 

他にも色々面白い話があったから、気になる人は読んでみてください。

 

結論。自分に適した形でまとめるとこんな感じかな。

自分が大好きな肉や酒を食べながら、ハイボール

缶2本くらいの分量に抑えて、寝る4時間前までには飲み終える!

うーん、4時間前というのが最大の難関……

 

 

 

 

 

コロナ、岡山県飲食店、リアルな売り上げ事情

コロナが長引く。

そんな中で、少しだけやり手の飲食店店長が、

自分の店舗の実情を、出来るだけ数字ベースでリアルに告白する。

 

まず、現在、令和3年5月11日、岡山に緊急事態宣言は出ていない。

とは言え、コロナが騒がれ、他県で緊急事態宣言が出ると、

やはり顕著に客足が減る。

 

この5月、コロナ前の例年と比較すると75%くらいの売り上げ。

これでも多分、飲食店の中では善戦しているほう。

居酒屋なんかは、本当に苦しいだろうし、岡山では郊外に行けば行くほど、

コロナが騒がれると、売り上げが下がりやすい傾向にある。

(田舎の方が、ご年配の人が多いからかな?)

 

去年の4月から5月に掛けて出た緊急事態宣言、そのタイミングで、

うちのお店も、弁当のテイクアウトを始めた。

(うちの会社は中小企業だから、当時、本当に会社が倒産すると思ってた。

あのときは15店舗以上ある店舗のトータルで昨年対比50%くらいの売り上げに

なっていた。

そんな中だから、アルバイトの人件費を最小減に抑えながら始めた弁当事業。

通常営業した後に、弁当のPOPづくりや開発。本当にきつかった~笑)

 

そしてその一生懸命取り組んだ、弁当の現在の売り上げ。

大体、一日3万円。月間で90万円。

お店の今の月間売り上げが650万ペースだから、弁当が大体15%の売り上げを占める。

 

どうだろう。多いって思うのかな。少ないって思うのかな。

でもこれが今のリアルな弁当の売り上げ。

ちなみ系列店の中ではかなり優秀な売れ行きだ。

うちの弁当は500円とか600円で売ってるから、一日50個以上売って、

ようやくそれくらいの売り上げになる。

 

弁当屋の看板を掲げていないし、大きく広告を打つ企業力もないから、

正直、これくらいが限界なのかなって思うことがある。

もしくは、本当に頭いい人たちがプロデュースしたら、もっと売れるのかな。

 

まあ、なんにせよ、弁当やらテイクアウトやら色んなことに手を出して、

以前と比べ75%の売り上げ。

正直、これくらい売り上げが落ちたら、お店は潰れるもんだとコロナ前は

思ってた。

それでも、コロナが始まって、もう一年間、お店が潰れず、働けていることに、

感謝の気持ち。ありがとう、従業員、お客様。

そして、会社が倒産しないように、借金し続けている会社にももちろん、

感謝です。