飲食店と男と読書

飲食店店長をする中で、気づきや学びを、少しでも人の役に立つように発信していきます。

コロナ、岡山県飲食店、リアルな売り上げ事情

コロナが長引く。

そんな中で、少しだけやり手の飲食店店長が、

自分の店舗の実情を、出来るだけ数字ベースでリアルに告白する。

 

まず、現在、令和3年5月11日、岡山に緊急事態宣言は出ていない。

とは言え、コロナが騒がれ、他県で緊急事態宣言が出ると、

やはり顕著に客足が減る。

 

この5月、コロナ前の例年と比較すると75%くらいの売り上げ。

これでも多分、飲食店の中では善戦しているほう。

居酒屋なんかは、本当に苦しいだろうし、岡山では郊外に行けば行くほど、

コロナが騒がれると、売り上げが下がりやすい傾向にある。

(田舎の方が、ご年配の人が多いからかな?)

 

去年の4月から5月に掛けて出た緊急事態宣言、そのタイミングで、

うちのお店も、弁当のテイクアウトを始めた。

(うちの会社は中小企業だから、当時、本当に会社が倒産すると思ってた。

あのときは15店舗以上ある店舗のトータルで昨年対比50%くらいの売り上げに

なっていた。

そんな中だから、アルバイトの人件費を最小減に抑えながら始めた弁当事業。

通常営業した後に、弁当のPOPづくりや開発。本当にきつかった~笑)

 

そしてその一生懸命取り組んだ、弁当の現在の売り上げ。

大体、一日3万円。月間で90万円。

お店の今の月間売り上げが650万ペースだから、弁当が大体15%の売り上げを占める。

 

どうだろう。多いって思うのかな。少ないって思うのかな。

でもこれが今のリアルな弁当の売り上げ。

ちなみ系列店の中ではかなり優秀な売れ行きだ。

うちの弁当は500円とか600円で売ってるから、一日50個以上売って、

ようやくそれくらいの売り上げになる。

 

弁当屋の看板を掲げていないし、大きく広告を打つ企業力もないから、

正直、これくらいが限界なのかなって思うことがある。

もしくは、本当に頭いい人たちがプロデュースしたら、もっと売れるのかな。

 

まあ、なんにせよ、弁当やらテイクアウトやら色んなことに手を出して、

以前と比べ75%の売り上げ。

正直、これくらい売り上げが落ちたら、お店は潰れるもんだとコロナ前は

思ってた。

それでも、コロナが始まって、もう一年間、お店が潰れず、働けていることに、

感謝の気持ち。ありがとう、従業員、お客様。

そして、会社が倒産しないように、借金し続けている会社にももちろん、

感謝です。